フィリピン留学②、ハイジという先生について、prostitute

フィリピンでの授業はほとんどがワンツーマンということもあって、担当の先生達とは自然と懇意になった。なかでもハイジという先生とは色んな話をした。 とある日、いつもはニコニコしているハイジがなんだか浮かない顔をしているので、どうしたのか訪ねてみ…

愛犬を亡くした、犬猫に対する庇護欲、フィリピン留学①

数年前に、愛犬を亡くした。享年18歳で、犬種はミニチュアダックスフント。年をとっても毛並みがよく、可愛い顔をしていて、飼い主側がもう随分な老犬であることを忘れる程若々しい外見をしていた。本人はそれなりに年を取ってしんどい思いもしただろうに、…

私がバイセクシャルだった頃、風俗嬢の可愛い彼女

少し前まで、私は正真正銘のバイセクシャルだった。何が正真正銘なのかと聞かれたら困るけれど、なんというか、割と対等な割合で男も女も愛していた。もしかしたら少し女に偏っていたかもしれない。 今の私はどうか? ほぼヘテロだ。魅力的な女性と出会った…

過食の夜明け前、嗜好品と森鴎外、ありのままの君が好き『ブリジット・ジョーンズの日記』

ああ、苦しい。相変わらず食欲が止まない。 特に夜が辛い。何かを食べる、食べてすぐ寝るのは罪悪感があるから暫く起きている、起きてると何か口に入れたくなる、という最悪な無限ループになる。 元々食べる方だし、過去には過食嘔吐の気もあったけれど、こ…

タバコが吸いたい、VAPEの話

しかし、映画ってタバコを吸うシーンが多い。昨日観た『17歳のカルテ』でウィノナもアンジーもパカパカ吸っていた。 実は最近、ずっとタバコが吸いたくて吸いたくて仕方ない私。5年前に禁煙して以来、まったく吸いたいと思わなかったのになぜだろう?ニコチ…

『17歳のカルテ』、10代の危うさ、「甘ったれのお嬢さん」の葛藤

ふと気が向いて映画『バーレスク』と『17歳のカルテ』を鑑賞。 『17歳のカルテ』はそれこそ17歳くらいの頃に1度見たことがあって、ウィノナとアンジーの可愛さだけが鮮明に残っていた。今日もその可愛い2人に会いたくてさらっと流すつもりだったのだけど、…

さくらももこ『さくらえび』、英語力の維持、スティーブ・ジョブズのスピーチ、直感で食べる

久々にさくらももこのエッセイを読んだ。タイトルは『さくらえび』。息子がよく保育園休むなあというところと、「サンルーム」という単語にびっくりした。やっぱり「ちびまる子ちゃん」って貧乏を押し出してたから。そうか、今では「サンルーム」のあるご自…

結婚していたかもしれない、自分が自分でいること、2組の親子

大人になったら、結婚して子供でもいるんだろうなぁと、昔は漠然と思っていた。だが大人になった今、そうはなっていない。友達も半分くらいは所帯を持っているけれど、半分くらいは私と同じ独身で、ときどき恋人がいたり、いなかったりする。 「結婚問題は相…

歩くこと、単純作業、マクドナルドと日曜日の夕方の孤独

今日はすごくいい天気で、少し暑いくらいだった。リュックを背負い、市立図書館まで散歩がてら、てくてく歩いていった。途中、少し道に迷ったり、汗ばんできたりとそれなりに色々あったのに、図書館は在庫点検のため休館だった。はー。 自宅から市立図書館ま…

パイナップル、台湾人の元彼イヌ、傷

パイナップルが好きだ。いつからかわからないけれど、旅行先の朝食がビュッフェ形式だったりして、しかもフルーツコーナーにパイナップルがあったりすると、銀色のトングでがつがつ皿に盛り付けてしまう。 家で食べるときはもっぱらカットパインを買っていた…

バイリンガルニュース、使える日常英語フレーズ、相槌の重要性

過去に1度削除した記事なのですが、色々と思うところがあったので、修正して再掲載したいと思います。 「バイリンガルニュース」をたまに聴いている。私が説明するまでもないかもしれないが、これは日本生まれ日本育ちバイリンガルのmamiさんと、日米ハーフ…

友人が失恋した話、活字と実際の言葉の間、鎧の内側

「恋人にフラれた」 しばらくぶりにLINEをしてきた友人がそう言う。1年程付き合った恋人だったそうだ。はて。私は彼女に恋人がいたことすら知らなかった。けれど、明らかなのはただひとつで、恋人と別れることはいつだって誰にだって辛いことだ。街中に立っ…

村上春樹について、アンチハルキスト、私が知らなかったこと

昨日は、村上春樹の『騎士団長殺し』を読んだことを書いた。 思えば「最新作」をタイムリーに読むという読書体験は私の人生で初めてのことだった。なんとなく新しい本って信用できなかったし、「古典こそ最高峰」という考えが根付いているせいもある。その割…

騎士団長殺し、イデアとメタファー、日記ブログの昔と今、藤森直子 『ファッキンブルーフィルム』、私が日記を書く理由

村上春樹の『騎士団長殺し』を読み終えた。 私は人の書いたレビューを読んでいないので、あくまで自分が感じたことしか書けない。けれど、私にとっては、今回はだいぶわかりやすい作品だった。 「村上春樹は現代人が喪ってしまったものを書いている」と、人…